前進

治験に早く参加したいのに、二つの治験手続きの狭間に挟まって少しも前に進まない。

分子標的薬の治験は遺伝子テストから始まるけれど、それに参加するためにはワクチン治験参加への同意を破棄しなきゃいけないと言われ、遺伝子テストの結果がわかるまで、送った資料を全て保留しておいてもらえないかと、ワクチン治験を行っている国立癌研究所にメールを出したのは一週間前。

返事がこないので、その間、第一希望である分子標的薬治験を行っている私の通う病院カイザーの治験担当者にもメールを出し、同意書破棄ではなく、保留ではいけないか?と質問してみた。これが先週金曜日のこと。

今週に入って、カイザー側の別の人から電話やメールがあり、「ワクチン治験同意を破棄しなくても良いようにできるだけ協力したいと思います。」という言葉に、「なんて親切な!」と、思ったのだけど、何度かメールをやりとりしているうち、カイザー側の意向を確かめるために連絡を取れと言われて紹介された名前は、なんと最初に私に同意書を破棄しなければならないと言った同じ女性だった。

金曜日から3日かかって何度も複数の人とメールをやりとりして、結局また振り出しに逆戻り。

あ〜、ため息。。。疲れる。。

でも、諦めるわけにはいかない。再び、治験担当者に、「振り出しに戻っちゃったんですけど、責任者医師から返事ありましたか?」とメール。

サラの話

ここで思い出すのは、「あなたの(不妊の)妻は妊娠する。」と言う神の予告成就が待ちきれず、子供欲しさに、自分で勝手にメイドを夫であるアブラハムにあてがって子供(イシュマエル)を産ませてしまう旧約聖書、創世記に出てくる妻、サラの話。

結局サラはその数年後、予言通り妊娠し、イサクを生むのだけれど、こうなると、当然、この妾と本妻、二人の子供の間に確執が生まれ、イシュマエルとその母ハガルは家を追い出される。イシュマエルの子孫は後にイスラム教徒となり、イサクの子孫からはユダヤ教徒、キリスト教徒が生まれ、この二者間の対立はISISというテロまでも生み出し、今世紀にまで及んでいる。サラがもう少し辛抱強く、神を信じて待てばよかったのに、独断で動いたから、とんでもない結果になった。

私もサラと同じで、あれこれいじくり回しているから迷路に入り込んだように堂々巡りしてるのかも。。神様を信じて、ここは辛抱強く待つべきなのかも。。。

迷路を突破

ここまで書いたところで、今、再びカイザーからメールが入っているのに気がついた。
開けてみたら。。。
やったー!

分子標的薬責任者医師が、ついに、ワクチン治験への同意書を破棄しなくても遺伝子テストを受けて良いという許可を出してくださったとあった。

同時に、国立癌研究所にも連絡を取ってくれ、遺伝子テストの結果、治験薬と遺伝子が適合しない場合は、ワクチン治験参加のプロセスに戻ることができる了解を得たともあった。

さあ、これで晴れて遺伝子テストの同意書にサインできる。

第一希望の治験薬に届かない場合は、すぐにワクチン治験に移れる。

メールをくださったカイザー治験担当者医師の言葉。

「あなたがねばったから、堂々巡りに終止符を打つことができました。根気勝ちです。この調子で戦い続けてください。応援しています。」

神様、ありがとう!感謝!

2 thoughts on “前進

  1. おはようございます。

    ベッドの中でメールを広げたら、和世さんの嬉しい速報が!!you made may day!
    よかったですね、本当に粘り勝ち!!
    そしていつも思うのは、主治医の先生が親切で、よくコミュニケーションが取れているなぁって。
    ドイツって、先生は神様みたいな位置に居ます。
    そして、電話でアドヴァイスとかを求めると、どんな些細なことでもお金をチャージされます。留守番電話にまでチャージされて怒ったことも。笑

    粘って勝ち取った勝利、これからもこの勢いでいきましょう!!

  2. Eさん

    いつも応援ありがとうございます!
    国が変わると、医療システムや習慣も変わるのですね。「ダメとあるからダメ。」みたいな対応じゃなくて、話に耳を傾けてくれ、融通を効かせてくれるのは、確かにアメリカだからかもしれません。ありがたいことです。

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