夜中の電話

2月の家計簿決算を終えて、さあシャワーを浴びて寝ようと思った時だった。
突然電話がなった。夜中の1時になろうろしていた。

こんな時間に誰だろう? まさか、日本の母に何か起きたとかいう知らせじゃないよね、と思って電話の発信者表示を見る。
すると、そこには見慣れない市外局番の電話番号があった。

こういう名前の代わりに電話番号が表示される電話はよくあり、いつもなら無視して留守電に答えてもらう。たいていの場合は無言で終わる。でも、夜中のことだし、電話を取った。

「ハロー、ハロー。。」何度か呼びかけたけれど応答がない。

それで、電話を切ると、すぐにまた同じ発信者から電話が入った。

「和世さんですか?Long Beach(私の住んでる町Torranceから車で30分ぐらいのところにある町)警察ですが、パスポートをなくされましたか?」

こんな時間に警察から電話?
なんで警察って表示でないの?
怪しい。。。

そう思って、「はい。」と答えながらも、すでに寝込んでいたジョージを起こし電話の応答を代わってもらう。

パスポートを見つけたので、今から届けたい。住所を教えて欲しい。と、相手は言ったそうだ。

でも、夜中のこの時間に??!

「警察の方だという証明があるでしょうか?泥棒からの電話かもしれないと心配なのですが。」

そうジョージが聞くと、名前と電話番号をくれ、「こちらに電話して確認してください。」との返事。

電話をいったん切って、もらった電話番号にかけ直す。

今度は女性の声で、警察署であること、その名前は刑事の一人であると言われる。

でも、一週間前、家に入った泥棒の一人は女性だった。

まだまだ信用できない!

そこで今度はTorranceの警察署に電話。事情を説明し、再度刑事の名前を確認してもらう。

刑事名に間違いはないけれど、心配だったら、届けてもらう代わりに、受け取りにくいと言ったら良いとアドバイスをうけ、その通りに再度電話。

「夜が明けたら取りに行きます。」と言って、電話を切ったものの、まだ緊張はほぐれない。

確認は取れたけど、実在の刑事の名前を使っているという可能性はまだある。

全てが偽りで、賊が数人でこちらに向かっているとしたら。。。

再び貴重品を隠し、ジョージはアラームボタンのついた車のキーをいつでも押せるようにと握って、万が一に備える。

さらに、シャワーを浴びたいという私に、風呂場の内側からカギをかけ、いつでも911(日本の110番)に電話できるよう、受話器をそばに置くようにと。

闇に包まれた夜。なんだか罠にはまったように二人だけじゃ心細く、深夜に早起きする友達にもメールして、警戒態勢を取ってることを知らせた。

そして、シャワーを浴びながら、「何事も起きませんように。」と祈った。

数時間が経ち、夜は無事に明け、いつもと同じ静かな朝が来た。フ〜。

なんだか自分がドラマの中にでもいるみたい。うちなんて、何も盗むものないのわかっただろうに。。。

私達、まだ過剰に神経質になってるのかもしれないけど、油断禁物。

警察署に行ったら、どこでパスポート見つけたのか、なぜ夜中に届けようとしたのか、聞いてみたい。

それは明日わかる。

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