神様がくださるロマンス

「あなたがどこへ行こうと、私も一緒についていきます。あなたが住むところに私も住みます。あなたの民を私は受け入れ、あなたの神をも私は受け入れます。あなたが死ぬところで、私も死に、一緒の墓に入ります。死以外の何ものをも私があなたと離れることを許すなら、神の厳しい罰が与えられますように!」

自分は祖国に帰るから、おまえたちも実家に戻れというナオミに、嫁であるルツはそう断言した。
働き手である男たちを亡くして、母と二人の嫁たちは肩を寄り添って生きなければならなかったことだろう。でも、もう一人の嫁は泣く泣く、別れを惜しんで実家に戻って行ったのに対し、ルツがここまで言い張ってナオミについて行ったのは、ナオミが素晴らしい姑であっただけじゃなくて、ルツが人並み以上に愛情深い誠実な人柄だったからなんだろう。

そして、彼女は外見も美しく魅力的な女性であったと想像する。

収穫者の後について、おこぼれの穀物を拾い集めるルツに、畑の持ち主ボアズが目を留める。
「あそこにいる若い女性は見慣れないけれど、誰なんだ?」

尋ねられた小作人は、「あれがナオミと一緒にモアブから来た女です。休みもろくに取らず、よく働きます。」と答えた。

自分の親戚ナオミの嫁と知ると、ボアズはルツに近づいて、他の持ち主の畑には行かず、いつも自分の所で働くように、喉が渇いたらいつでも自由に井戸から汲んだ水を飲んで良い、周りの男たちには、ルツを手荒に扱わないようにと注意したことを伝える。

外国人で、ナオミ以外は知人もなく、わずかな収入しか稼げないルツにとって、ボアズの言葉はとても優しく響き、ルツは膝まずいて、丁寧にお礼を述べる。

ボアズに、こんなルツはとても愛おしく映ったことだろう。彼はさらに、ルツを昼食に誘い、手土産まで持たせて返す。

「あなた様にこれからも続けて喜んでいただけたら幸いです。」とルツは言い、
ルツがたくさん良質の穀物を拾える様にと、ボアズはますますルツに目をかける。

従順で美しいルツと頼もしく寛容なボアズの間に暖かい感情が育っていくのを想像する私だけれど、姑のナオミこそ一番にそれに気がついた人なんだろう。

ナオミはルツに言った。
「お風呂に入って身を清め、その後香水をつけ、一番素敵なドレスを着なさい。それからボアズのところに行きなさい。でも、ボアズが食べ終え、お酒を飲み終えるまで彼に見られないように。彼が床に着いたら、彼の足もとにあなたも横になりなさい。彼にあなたが結婚の用意があることを知らせるのよ。」
(うーん、熟練した女の知恵だ!)

ナオミの言葉に従い、ルツはボアズと一夜を過ごした。。。

聖書は、神の愛(アガペ)だけじゃなく、親子の愛(ストルゲ)、友との愛(フィリア)、そして男女間の愛(エロス)も美しく語る。

謙虚で、従順で、献身的、そして情熱的なルツと、力強く、頼もしく、寛容で、包容力があって、どこまでも優しいボアズ。

これらは皆、神様が下さる愛の“色”なんだろうな。

公に出て、証人を立て、ボアズはナオミの後見人となることを承諾し、その条件の一つとしてルツと結婚する。

ルツはまるでシンデレラみたい。なんてロマンチックなんだろうと思ってしまう私。

明日はバレンタインデー。ジョージと一緒に、私もロマンチックな1日を過ごしたい。
今年も愛は癌に負けない!

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