October 10th, 2015

フコイダンスキャンダル

やっぱり。ガマの油だと思ったんだ。

ロサンジェルス群上級裁判所から手紙が届いていることに気がつき、何だろうと思って封を開けた。

「2015年7月17日以前にカメリカ社の海の雫フコイダンを購入または使用した場合、集団代表訴訟和解による給付金を受けとることができます。」

大きな文字による見出しがすぐに目に飛び込んできた。

手紙によると、誰かが誇大宣伝に集団訴訟を起こしたそうで、会社側は宣伝につかった詳細写しを自主的に提出ものの、結局、二者間、和解することになったという。

フコイダンはもくずから造った自然サプリで、免疫力向上に効果があり、特に、大量に摂取することで、サジを投げられた末期のがん患者の癌が縮小、又は消失したという例がいくつもあるというふれこみだった。

告知を受けたばかりの2010年、まだ癌について何も知らなかった当時の私も、藁をも掴む思いで、このサプリを試した。

日本からフコイダンを治療に使っているという医師がやってきて、説明会があると聞き、出かけたこともある。いくつかの質問を用意していたのに、質疑応答の時間がなく、さらに不信感をいだいて帰宅したものだった。

結局癌は大きくなるばかりで、手術時の病理結果が大変悪かったことをきっかけに止めた。

このフコイダンは一瓶3万円ほどしたから、かなり投資したことになる。

手紙を読んだ後、フコイダンのサイトを検索してみた。
あんなに医師の写真やら、癌が治ったという症例が載っていたのに、全てはきれいになくなっていた。代わりに、
「このメッセージはFDA(米国食品医薬品局)によって評価されておりません。海の雫フコイダンは、病気の診断、対応、治療および病気を予防を自然に防ぐものではありません。」という注意書きが書かれていた。

癌患者の足下を見て食い物にする悪徳業者は山ほどある。一つまた采配がくだされて本当によかったけれど、癌患者は、簡単に治るというふれこみの誘惑に負けず、十分に正しい判断をしていかなきゃならない。