知らなかった—夫の心労

“お父さん、メリークリスマス!
このウェッブサイトを使い、ここから何か凄いものが生まれることを期待しています。お父さんには書き手、話し手の才能があります。それを世界と分ち合えますように。
大好きです!— 聡&ピンキーより”

昨年のクリスマス、ウェッブデザイナーの次男が、彼のデザインしたウェッブサイトをこうしてジョージにプレゼントした。

私の癌からのストレスだったのか、2012年、声帯麻痺によりジョージは声を失った。過去3年、8回の治療を繰り返し、今年には切開手術もしたのに、依然声の調子は今一。弱い彼の声は、大衆の中では簡単にかき消されてしまう。

ウェッブサイトは、そんな彼にとって新しい声となることを願ってのプレゼントだった。

以来、こつこつとサイト工事を始め、教会の仕事を解雇されてからは、連日書斎に閉じこもって午前2−3時まで工事に集中し、やっと完成した。

Geo Web

ジョージのウェッブサイト“JuckCuzzi.com”ホームページに書かれている言葉:“賢者は岩の上に家を建てた。」

サイトには、彼の幼少期から今日までの信仰の軌跡、これから出版していく本や、開催していくセミナー、聖書クラスの紹介、ブログ等が含まれている。

そう。長年の夢だった本の出版が、皆に励まされ、尻を叩かれ、いよいよこの秋に実現する。

最初の本のタイトルは“Dusting for God’s Fingerprints (神の指紋を探し求めて)”

「父は脳溢血—健忘症—盲目となり、妻は4期の乳ガン、自分は声帯麻痺とパーキンソン病となった。親友を亡くし、それから仕事も失った。
『お互い60だし、癌にパーキンソン、声なしで、いったいどこの誰がこんな夫婦を欲しがると思う?』と言う妻に、『神様かも?』と答えるだけだった。
そして、アブラハム(創世記に出てくるイスラエル建国の父となる人物。75歳のとき、神から、慣れ親しんだ国を離れ、神の導く新天地に行くようにと命じられる。)のように、壮年の、行き先も知らぬ、神を信頼するのみの(人生の)旅が始まった。

ときどき、投げ出したくなったり、くじけそうになったりする。そうしたくなる理由は十分にある。何もかもが悲しく感じられることがしばしばある。
でも、。。。。古いゴスペルの中によいニュースが依然あるかもしれない。最後は皆『幸せに暮らしました。めでたし、めでたし。』となるかもしれない。」

前書きの中で、ジョージはそう書いている。

私が落ち込むといつも励まして勇気づけてくれるのが私の夫、ジョージ。私だけじゃない。誰であろうと、辛いところにいる人を励まし、勇気づけるのが彼のギフトであり、仕事。

そんな、決して弱音をみせたことのない彼も、実は折れそうになっていた。
私の軽卒な一言が、大きなプレッシャーをかけていた。

私は頼る側だけど、頼られる側のストレスは私の比ではないのだろう。
彼の本音を知って、しんみり。反省。涙。

彼のためにもっと祈らなきゃいけない!
もっとやさしく、寛容でなければいけない!

神様、彼のために、もうしばらくこの世での時間をください!

4 thoughts on “知らなかった—夫の心労

  1. 和世さん、気持ちが痛いほど伝わってきます。
    遠い遠い沖縄だけど、心はいつも和世さんのことを思っています。

  2. Izuさん

    お久しぶりです!なんどもこけますけど、また立ち直れるのは神様のおかげです。神様はIzuさんを通しても励ましを送ってくれました。感謝です!

  3. ご無沙汰しています。
    読んでいて胸が痛くなりました。
    お二人(George & Kathy)は私の知る中で最も素晴らしい御夫婦です。
    神様はもちろんですが、その他にもお二人を好きで必要としている人はたくさんいます!(もちろん、私もその一人です。)
    お二人の生き方は私の指針であり、遠い日本からでも、折に触れてふと「どうしていらっしゃるかな・・・」と気にかかる存在であり、幸せに暮らしていてほしいと切に願う、そんなお二人なのですよ。

    たくさんの困難が絶え間なく襲ってきて、困難の数を数えてしまうと本当につらくなってしまうと思います。それでも周囲に対する優しさを失わないお二人をとても尊敬しています。
    器の小さな私は自分のことでいっぱいいっぱいになってしまいますが、それでもお二人の幸せを祈っています。
    いつかまた一緒にThanksgiving の七面鳥をいただいたり、Bible Class で語りあいたいと願っています。

  4. 暖かいコメントをありがとうございました。嵐を見るとめげますが、神様が一緒だと思えば元気がでてきます。次の大波は脳MRIの結果です。悪い結果が出ても、私もジョージもしっかりイエスという岩の上に立っていられることを祈って止みません。

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