見つけたHER2陽性治験薬

今後の治療に役立ちそうな情報を検索している毎日。

脳転移した後の治験、癌の耐性を抑える治験、ワクチン、癌幹細胞をやっつける治験など、様々な治験が始まっているけれど、私が今すぐ飛びつけそうな治験がない。

でも、秋になると、 MGAH22 (Margetuximab) という、HER2+3 (癌の勢いが一番強く速い)転移乳ガン患者(私が含まれる)を対象に、癌細胞だけを狙う分子標的薬、第三相の治験が始まる様子。

この薬はハーセプチンのように抗体の働きをする薬で、ハーセプチンより効果が高いことが期待されていると言う。研究室、動物実験、そして安全性を確かめる第一相の治験ではすでにこの仮説が証明されたそうだ。

HER2+1 及び+2の患者を対象とした第二相の治験は現在進行中。胃食道がんの患者を対象としたものも計画されているとあった。

ワクチンの治験、HER2陽性癌の再発を予防するものでは、GP2とか、NeuVaxとかが大変良い成績を出しているようだけど、これらは成長している癌に対抗するものではないらしく、そのタイプの治験としてはやはり樹状細胞ワクチンしか見つけられなかった。

でもこの治験はまだ安全性やワクチンの適切な量を調べる第一相の段階で、効果についてはまだ海のものとも山のものともわからないらしい。

私が心から尊敬するTRIO (国際臓器移植患者団体)Japanの、何人もの渡航移植患者さんのお世話をされてきたAさんはクリスチャンであるけれど、奇しくも私と同じ頃、同じように4期の癌になってしまった。

医師から治験薬と既存の抗がん剤との2剤の選択肢を与えられた時、少しでもデーターを提供できたら将来の患者さんの役にたてると、迷わず治験薬を選んだとおっしゃった。

自分の利は後回しに、いつも他者のことを優先して考えるAさん。治験参加の動機も私とは裏腹で、頭が下がる。

治験候補者の審査は厳しく、はたして私は治験に参加できるかどうかわからないけれど、もし、将来、治験参加が叶うならば、Aさんに少しでも見習って、謙虚な態度で臨めるようでありたいと願う。

2 thoughts on “見つけたHER2陽性治験薬

  1. Kazuyoさん、こんばんは。

    記事を読んでいて、日本のTVで放映されていたある方を思い出しました。その方は肺がんに侵されて日本ではもう治療方法がない、と言われあきらめかけていたところ、アメリカで新薬の治験が行われていることを知り、治験を受けた結果癌が消失し、現在も元気ですごされているそうです。

    Kazuyoさんも分子標的薬の治験を受けられるといいですね。

  2. 日本からアメリカの治験に参加できたということだけでも驚きなのに、その結果、癌が消失したとは、これは奇跡ですね。元気のでる話をありがとうございました!

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