ドクタースレイマン(ハーセプチン発明者)再訪

14日、1年ぶりにUCLAのドクタースレイマンを訪れた。

ドクタースレイマンはハーセプチンを生み出し、それまで予後の悪かった乳ガンHER2+の患者の生存率を画期的に変えた、医学史に名を残すお医者様。

ハーセプチンがなかったら、私はとっくの前に死んでいただろう。

そんな偉大なお医者様に第二オピニオンを聞きに行ける私は本当にラッキー。

今回は、末梢神経傷害を起こしている抗がん剤パクリを中止した場合の次の手を相談するのが目的だった。

質問用紙に、末梢神経傷害対策として、パクリの量を減らすという案はどうだろう?と書いたのだけど、最初先生は、「それも手かもしれない。」とおっしゃった。

でも、病室の中をかかとやつま先で歩いたり、目を閉じてバランスをとったり、握力や反射神経等、その他いろいろな診察を受けると、「パクリはもう止めなさい。」とおっしゃった。

自分でもこれ以上悪くなると深刻かも、と思っていたので、これは予想内のこと。

でも、意外だったのは、「パクリを止めて、ハーセプチンとパージェタだけにしなさい。」と言われたこと。

2年間の寛解を続けた後、癌が再び動き出したのは、このコンボを使っているときだったから。

それを言ったら、

「CT結果が続けて安定しているからです。癌が成長したら、その時はゼローダを加えることを勧めます。そして、その後はT−DM1(カドサイラ)。」

「どちらもすでに試していて、副作用が進行して止めました。他の案はありますか?」

と問うと、副作用がひどくなる場合は薬の量を減らしてみる。その他の案はまたその時に考える、というお返事。

私は強力カードを全部出してしまったから、後はこれらをだましだましできるだけ長く使わなければならない、ってことなのか、或は

癌の治療というのは、副作用とのにらめっこなので、癌が進行するのは時間の問題と分かっていても、副作用から逃げるために敢えて休息したり、減量したりするってことなのか。。。等と考えさせられている。

診察が終わって、診察料を払おうとすると、本来なら何百ドルとかかるのに、請求されたのは100ドルもしなかった。保険外で全額自己負担の患者にこのような特待をかけてくださるのはドクタースレイマンだからこそ、と、受付の女性が教えてくれた。

ハーセプチンの発明でノーベル賞候補にまでなった世界レベルのお医者様は、どうやら人徳もトップレベルということのよう。

こんなに素晴らしいお医者様に診ていただけて、し、あ、わ、せ、!

 

4 thoughts on “ドクタースレイマン(ハーセプチン発明者)再訪

  1. 素敵なお医者様ですね。ご縁なのでしょうね、きっと。
    いつも祈ってます。

  2. お祈りいつもありがとうございます!ドクタースレイマンは、本当に乳ガンの世界では巨峰であるはずなのに、謙虚で患者の話に辛抱強く耳を傾けてくださり、一人一人の患者を大事にしてくださる先生と感じています。こんな素晴らしい先生が乳ガン撲滅を目指して研究をしてくださっていると考えと、それだけで、元気が出てきます。

  3. お久しぶりです。すばらしいお医者さまですね。ドクター・スレイマンという
    お名前にビックリです。オスマン帝国最大勢力の時のスルタンの名前と
    一緒ですね。ソロモンも同じ名前ですが。

    ドクターに相談に行く時、ご自身の意見をしっかり持って、提案するというのは
    なかなかむずかしいことです。質問するのがやっとなのに、自分で考えた案を
    先生に提示するのはそうとう勉強していないとできません。感心しました。

  4. 佐江子さん

    コメントありがとうございます!
    自分で提案できたのは、私の癌に対抗する薬の選択肢が非常に少ないからなんですよ。お忙しい先生のお時間を取りすぎたらいけないと、質問は文書にして先にお渡しするんですけど、それでもいつも後になって、質問が足らなかったと後悔してます。今回も、失敗したハーセプチンとパージェタを推薦された理由をもっとつっこんで聞くべきだったと思ってます。次回はもっと上手に質問しなきゃと思うんですけどね。いつまでたっても上達せず歯がゆいばかりです。

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