January 16th, 2015

ドクタースレイマン(ハーセプチン発明者)再訪

14日、1年ぶりにUCLAのドクタースレイマンを訪れた。

ドクタースレイマンはハーセプチンを生み出し、それまで予後の悪かった乳ガンHER2+の患者の生存率を画期的に変えた、医学史に名を残すお医者様。

ハーセプチンがなかったら、私はとっくの前に死んでいただろう。

そんな偉大なお医者様に第二オピニオンを聞きに行ける私は本当にラッキー。

今回は、末梢神経傷害を起こしている抗がん剤パクリを中止した場合の次の手を相談するのが目的だった。

質問用紙に、末梢神経傷害対策として、パクリの量を減らすという案はどうだろう?と書いたのだけど、最初先生は、「それも手かもしれない。」とおっしゃった。

でも、病室の中をかかとやつま先で歩いたり、目を閉じてバランスをとったり、握力や反射神経等、その他いろいろな診察を受けると、「パクリはもう止めなさい。」とおっしゃった。

自分でもこれ以上悪くなると深刻かも、と思っていたので、これは予想内のこと。

でも、意外だったのは、「パクリを止めて、ハーセプチンとパージェタだけにしなさい。」と言われたこと。

2年間の寛解を続けた後、癌が再び動き出したのは、このコンボを使っているときだったから。

それを言ったら、

「CT結果が続けて安定しているからです。癌が成長したら、その時はゼローダを加えることを勧めます。そして、その後はT−DM1(カドサイラ)。」

「どちらもすでに試していて、副作用が進行して止めました。他の案はありますか?」

と問うと、副作用がひどくなる場合は薬の量を減らしてみる。その他の案はまたその時に考える、というお返事。

私は強力カードを全部出してしまったから、後はこれらをだましだましできるだけ長く使わなければならない、ってことなのか、或は

癌の治療というのは、副作用とのにらめっこなので、癌が進行するのは時間の問題と分かっていても、副作用から逃げるために敢えて休息したり、減量したりするってことなのか。。。等と考えさせられている。

診察が終わって、診察料を払おうとすると、本来なら何百ドルとかかるのに、請求されたのは100ドルもしなかった。保険外で全額自己負担の患者にこのような特待をかけてくださるのはドクタースレイマンだからこそ、と、受付の女性が教えてくれた。

ハーセプチンの発明でノーベル賞候補にまでなった世界レベルのお医者様は、どうやら人徳もトップレベルということのよう。

こんなに素晴らしいお医者様に診ていただけて、し、あ、わ、せ、!