October 6th, 2014

保険変更は神業

日曜日の夜、”60 Minutes” という人気ニュース特番を見て、目が飛び出すほどの超高額な抗がん剤のために、治療を受けたくても受けられない人、或は、破産する人さえもいるということを知った。

番組の中では転移大腸がんの2薬アバスチンと新薬Zaltrap (別名アフリベルセプト)を比較し、効果はほとんど変わらないのに、アバスチンは月$5,000、新薬Zaltapは$11,000もすると、まず、その驚くべき値段を強調。

製薬会社は、「それだけ薬の開発にお金がかかっているのだ。」と、その莫大な値段の理由を説明するけれど、インタビューを受けた医師は、

「製薬会社は、たとえ効果や副作用が同じであっても、高額であればあるほど高いコミッションを医師に払い、より高い薬を売りに出している。」と、驚愕の答え。

「藁をも掴む思いでいる患者を食い物にしている。」と言う取材者に、同じ医師は、「保険制度も悪い。自己負担をもっと減らすべき。」と答えていた。

こういう話を聞くと、世の中、弱肉強食、血も涙もないと思えてくる。

癌と診断される半年前、2009年の秋に、それまでのPPOという、医師や病院を自由に選べる保険から、現在のカイザー病院でしか使えないカイザー保険に切り替えた私の抗がん剤自己負担額はゼロ。

自分が癌になるなどということはもちろんのこと、抗がん剤の自己負担がゼロになるということも全く知らないまま、単純に、月々の掛け金が少なくなる、自分で医師を探さなくてよいという理由で切り替えたのだけど、もしPPOのままでいたら、と思うと身の毛がよだつ。自己負担額が15%だったとしても、5年間の治療では、大変な借金をつくることになっていた。というか、とてもじゃないけど、今日まで治療を続けられなかっただろうな。

なんとありがたい神様の導きだったことだろうと、改めてこの超特大のGraceを認識。

感謝、感謝、感謝!