力をください

「和世さーん、お元気?」

一人息子さんが10万人に一人という特異な癌にかかってしまったお母様から電話があった。

息子さんも同じように、最近とったCT結果で、転移した癌が成長していたことがわかったのだと言う。そして、

「どうして、うちの子がこんなになっちゃったんでしょう?私が悪かったのかしら?」と、おっしゃった。

自分を責めたくなる気持ち。

自分の子供が徐々にやせ衰えていくのを何もできずに見ていなければならない母の気持ち。

まだ人生これからなのに、どんなに治療をがんばっても次から次へと裏切られていく息子さんの気持ち。

90歳、100歳と長生きしている人もいるのに、なぜ?なぜ?なぜ!?と、叫びたくなる気持ち。

痛いほどよくわかる。

でも、この問いはどんなに考えても答えはでてこない。仮に答えがみつかったとしても、それが何の助けになるのだろう?苦しみがますばかり。

「神様は全てのものを完璧につくられた。神様は生の創造主であって、死や病気をつくられた方ではありません。死や病気、この世の苦しみは、神様にとっても敵なのです。だから、そこから私たちを救うてため、神様はイエス様を与えてくださった。嵐を見たらいけないです。目の前に迫ってくる大きな波をみたら恐怖に飲み込まれて絶望してしまう。大事なことは、私たちは一人じゃないということ。私たちには信仰があります。私たちのボートは小さくても、イエス様が一緒に乗っていてくださいます。彼は嵐をも静めることができるお方です。癌よりも、死よりも強いお方です。彼に目を据えて、この嵐の脅威に負けない強さをいただけるように祈りましょう。聖書には『目の前の苦しみは長くは続かない。でもその後に待っている喜びは永遠に続く』ともあります。私もお二人のために祈ります。だからXさんもどうぞ、『力をください。』と祈って、ここを乗り越えてください。」

そう電話口で伝えた言葉は自分にも言い聞かせた言葉だった。

We who have fled to him for refuge can take new courage, for we can hold on to his promise with confidence.”  Hebrews 6:18 (NLT)

(神のところへ避難する者は新たな勇気を受けとることができるのです。神の約束は安心して頼ることができるからです。ーーヘブル人への手紙6:18)

 

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