日本旅行記その1:愚かな私

国際免許証を紛失

5月20日日本出発前夜のこと。

3週間の滞在のため、国際免許証を発行してもらったのに、荷造りを始めたら、その免許証がない!ない!

真っ青。

荷造りも途中のまま、部屋中を探してみるけど、どこにもない。覚えているのは、免許証を数日前手帳に挟んだところまで。手帳は毎日何度も開けていたからきっと、そのときどこかで落としたのだろう。

こういう大失敗過去に何度もしてきた私。またやった!と情けなくなって涙まで出てくると、Georgeが文句もいわずに一緒になって探してくれる。

そのうち翌日4時起きで一緒に出発する予定の長男が到着。事情を知ると、

「お母さん、日本で運転するつもりなの?嘘でしょ?」と、これも私を信頼しない息子のことば。

「見つからなくていいよ。きっと神様が運転したら危ないって、どこかに隠したんだよ。」

そう息子が言うと、Georgeも同感というように、「もう諦めなさい。」と言う。

「神様が隠した」と言われるのは「バカ」と言われるより良いけど、自己嫌悪と、諦めきれなさで、床については起き上がり、あっちを探し、こっちを探しと、とうとう朝まで眠れなかった。

「お席の確認ができません。」

5月21日出発当日。

日本のサイトで買った航空券は、空港で受取るEチケット。英字もあったのに、日本語で控えのコピーをとったのがいけなかった。私と長男を除いたら、誰も読めない。

利用する飛行機はユナイテッドと思ったのに、控えには太字でANAとあった。その横には「全日空運搬会社:UNITED AIRLINE」と書かれてあったのだけど、老眼になって文字を読むのに、メガネが必要になった私は、益々細かいところまで読まなくなっていて、これを見落としてしまった。これが第二の大失敗。

朝5時、まだ薄暗い中、車で送ってくれたGeorgeに別れを告げて全日空のカウンターがある国際ターミナルに到着すると、不思議なことにどこのカウンターもまだ開いてなくて、広いロビーは人影さえもまばら。おかしいと思いつつ長男としばらくウロウロし、やっとターミナルを間違えていることに気がついた。でもGeorgeの車はもう去ってしまった後。しかたなく、ユナイテッドのターミナルまで荷物を押しながら15分ほど歩くはめに。。。

それからがまた大変。

ユナイテッドのターミナルは国際ターミナルとはうってかわって人の波。列に辛抱強く並んでやっと自動チェックイン機の前に立った。控えコピーを広げて、書かれてあるチケット番号を打ち込む。

ところが、意外なことに、画面に「確認できません。」の文字がでてきて、ギョッとする。

何度試しても同じ結果。

近くにいた勤務員を捕まえて、おかしいと説明してみるけど、控えが日本語では、誰も読めない!

「お母さん、なんで日本語なんかでプリントしたの?」と、そばで息子が責める。

「支払いをしたクレジットカードの番号を打ってみてください。」と言われ、試してみるけどやはり機械の画面に出てくる文字は

「確認できません。」

かなり焦ってきた私。また別の勤務員を捕まえて、力なく広げた日本語控えを片手に同じ質問をする。

今度は「パスポートを使ってみてください。」と言われるが、結果はまた同じ。

「確認できません。」

時計は6時を回ろうとしていた。

(なんでなの?!日本語サイトからチケット買ったのがいけなかったの?日本行けるか~?)と、、顔がひきつってくる。

3人めの勤務員を捕まえて、3度目の正直。「助けて!」と訴える。

私のパスポートを使って、今度は自動チェックイン機ではなく、カウンター内のコンピューターで調べる。そして、やっと確認がとれた。

でも、安堵したのもつかの間、ストレスはさらに続いた。

「機内持ち込みはできません。」

機内持ち込み手荷物を持って、次の長い列に並んでセキュリティーを通ろうとすると、「こっち来て。」と横に呼ばれてしまう。

??? 今度はなんだ!

引っかかったのは、妹に頼まれた3つのジャムの瓶だった。

「お客さん、これ機内持ち込みできないよ。捨てるか、もう一度カウンターに戻って預けるかしないと。」

そうだった!割れたら嫌だと思って手提げに入れたジャムだったけれど、、瓶類も小さいものしか機内持ち込みできないのを3年飛行機に乗らなかったらすっかり忘れてしまっていた。

長い列と時計、ジャムの瓶の入った、投げられたら割れる恐れのある薄手の手提げ袋を見ながら、妹の顔を思い浮かべながら、どうしようと悩む。

そして、列から外れ、カウンターへ再び戻った。

「これ預けなきゃいけないって言われたんですけど」と言うと、

「2つ目の手荷物預かりは$35いただきます。」と追い打ちをかけるような答え。

とんでもない!ジャムの瓶だけなのに、そんなにとられるなら後からやってくるGeorgeに買い直してもらうほうが正解。

もっと早くに気がつけば、時間無駄にせずにすんだのに!私ってホント回転が遅い!

ため息をつきながら再びセキュリティーの列に延々と並び、ジャムの瓶は大きなゴミ用バケツに投げ込んだ。

出発2時間前じゃなくて3時間前に空港に到着していて本当によかった。さもなきゃ飛行機にも乗り遅れていたかもしれない。
飛行機に乗るだけですっかり疲れ果ててしまった私。

立ち直るのに数日かかった。

 

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