癌幹細胞をやっつける

癌が転移したり再発したりするのは幹細胞があるからだと言う。

Google国語辞書によると、 幹細胞とは「発生の過程や、臓器・組織・器官の再生・維持の過程で、細胞を供給するもととなる母細胞のこと。自分と同じ幹細胞を作る能力と、体を作るさまざまな細胞に分化する能力とをあわせもつ、未分化の細胞。」

癌の幹細胞は癌腫を形成する何万とある癌細胞のわずか1−3%だけだと言うのに、抗がん剤や放射線に抵抗してなかなか死なず、一つでも幹細胞が体の中に存在する限り、治療をいくら続けても、癌はもどってくるのだと言う。

でも、科学者はすでにこんな幹細胞をやっつける研究を始めている。

乳ガンの幹細胞について言えば、2006年に世界で最初の幹細胞をやっつける治験がミシガン大学の癌センターで始まり、今は最終段階の第三相治験がおこなわれている。第三相試験で良い結果がでたら、FDA(食品医薬品局)に申請され、審査の結果認可されたらいよいよ市場にでるはずだから、そう考えるとこれはもうすぐ実現するということになる。

この治験で使われている薬はMK−0752と呼ばれ、もともとはアルツハイマーの薬として開発されたのだそう。治験ではこれを従来の抗がん剤ドセと一緒に投与し、幹細胞と、それ以外のガン細胞を一挙に退治しようというのがねらい。

第1相と第2相の治験では幹細胞が顕著に減ったという良い結果が出たそうだ。

それでも、1個でも幹細胞が残っていたらいくら幹細胞の数を減らしても癌は戻ってくるのだから、そうしたら意味がないと思うけど、MK−0752を使った治験は乳がんのみならず、卵巣がん、膵臓がん、小児脳がん等幅広くある。

ドセできつい副作用を味わった私としては、幹細胞標的薬をハーセプチンとかT−DM1とかの分子標的薬と一緒に使った方が効果もあり、副作用の心配もないんじゃない?って思うんだけど。。。

癌闘病者支援昼食会にいらしたらYさんから、日本でも幹細胞標的薬の開発が進んでいると聞き、早速調べてみたら、大日本住友製薬が大腸がんを対象にした癌幹細胞標的抗がん剤の第3相の治験を今年の1月からアメリカ、カナダで開始したとあった。

癌完治100%の治療はまだないけれど、研究は確実に進んでいるようで元気が湧いてくる。癌撲滅の日を目指して研究者の皆さんガンバレ〜!!

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