April, 2013

T−DM1気になる副作用

今日は外来日で、腫瘍科医とこれから使うT−DM1について話し合ってきた。

第一に数日前からまた風邪をひいてしまい、声がでなくなって、咳もあること。第二に、今日からタイケルブとゼローダ、ハーセプチンの3剤全てを打ち切り、体から薬が抜けるのを待ちましょう。ということで、T−DM1は来週水曜日から開始ということになった。

うちの病院では私が最初のT−DM1使用者となるそうで、普通は30分の点滴時間を、初回は90分とゆっくり注入。薬のショック反応があるといけないので、点滴前に、Tylenol (鎮痛解熱剤)とZyrtec (抗アレルギー剤)を飲んでくるように。点滴終了後も、経過観察のため1時間病院に残るようにと指導された。

T−DM1の副作用

報道では、T−DM1はハーセプチンのように副作用がほとんどないと言われてきているけれど、今日受けとった資料には、同じみの副作用のリストが以下のように載っていた。

1)心機能障害  2)胎児への影響  3)肺障害  4)皮膚疾患

5)神経障害  6)疲労感   7)吐き気   8)骨や筋肉等節々の痛み

9)血小板減少 10)肝臓障害 11)カリウム値減少

私はとっくの昔に子宮をとってしまっているから2)の心配はない。4)皮膚への影響も、薬がもれた場合とあるので、ポートを入れている私はまず安全と思っている。でも、パクリ以来、いまだに手足の指先はしびれており、こむら返りも就寝中何度も起きているので、これが続くとなると、嫌だなあ。。。

一番よくある副作用は5)以下だそうで、ここまで読んだら、ワクワク気分がなくなった。

これじゃあ今までの抗がん剤と変わらないじゃない、と思う。

ハーセプチンを始めた当初、点滴日はなんとなく体がだるかったのを覚えているけれど、今は全然平気。タイケルブも最初は湿疹やら下痢やらで悩まされたけど、徐々に錠数を増やしていったら体が慣れて、湿疹はでなくなり、下痢も薬で抑えることができるようになった。パクリを加えるまでは、これなら一生でも続けられそうと思ったほどだったけれど、T−DM1も同じように、たとえ副作用がでても、体が慣れてくれるとよいのだけれど。

経験者のブログを読んでみるけど、やはり人様々。ある人は全然平気というし、ある人は神経障害がひどいとか。。。

日本へ行くのは3回目のT−DM1点滴が終わった翌日(5/21)から次の点滴日までのぎりぎり3週間と決めたけど、無事旅行できるかなあ?

とりあえず、与えられた抗がん剤なしの1週間で、副作用から少しでも回復することを期待しよう。

 

 

癌患者が病院から追い出される!

4月4日付けの驚愕のニュース。

増え続ける政府の大赤字対策として、メディケア(アメリカ高齢者医療保障制度)も歳出削減の対象となり、今月からこの給付金が削減され、その結果、メディケアを利用しているがん患者は病院から拒否され始めたと言う。

メディケアとは66歳以上の高齢者及び私のような癌や難病、障害を持った人たちを対象とした連邦の医療費補助制度で、国が薬、医療サービス料を患者に変わって一部、或は全額肩代わりする制度。

報道によると、国民の税金でまかなわれているこのメディケアのコスト削減(2%)が実施されるのは4月8日の月曜日から。がん患者を多く扱う病院では、給付金が減ると、高い抗がん剤の負担が病院にかかってくることになり、それでは会計が成り立たず病院が倒産してしまうと、がん患者数を減らす選択を余儀なくされることになったという。ある病院では、1万6千人のメディケア患者のうち1/3を切り捨てることを決定したそうだ。

癌転移の診断を受けた昨年、私自身、退職した学校区から現在の保険をメディケアに変更することができると勧められた。迷ったけれど、オバマが再選されたら、オバマケアと呼ばれる国民医療保険制度が実施されるようになり、そうなると、メディケアは削減されるという話を聞いていたため、変更をしなかった。

国民医療保険制度はまだ実施されていない。なのに、メディケアの削減が始まったとなると、オバマケアが始まるときにはメディケア等消えてなくなってしまうかもしれないとさえ思えてくる。

メディケアに変更しなくて本当によかった。でも、これから使うT−DM1は一月に$1万ドル(約100万円)もかかると聞いている。現在の保険では、私の負担金はゼロと予想しているけれど、私が払わないということは、病院が払うということで、それを思うと、こんな報道を聞いた後では片身が狭くなる。

私は幸運にも対象外だけど、治療を切り捨てられる大勢の患者さんたちは一体どうなるんだろう?

アメリカでは癌は心臓病に続いて2番目に高い死亡原因とされ、癌にかかる確率は男性では2人に一人、女性では3人に一人と言われている。さらに癌と診断される患者の77%は55歳以上。メディケアを利用している人たちは多ぜいいるに違いない。なのに、こんな患者たちを切り捨ててしまうなんて信じられない!いったいこの国はどうなっちゃうんだろう!

今日T−DM1初体験

朝方、まだ喉が痛かったり咳がひどくでたりと、体調は依然いまいちだけど、血液検査の結果は全て正常範囲だった。

今日はいよいよT−DM1。私が第一号と言われ、なんだか宇宙旅行に始めて飛び立つ宇宙飛行士のよう!といったら大げさかなあ。

期待と不安とおりまざっているけれど、皆に喜んでもらえて、再び期待の方が大きくなった。

先日、T−DM1はどんな患者に効果を現すかという記事を読んだ。

HER2 というのは癌細胞の表面に存在するタンパク質だそうで、HER2 タイプの乳ガンは、このタンパク質が遺伝子異常により異常に増殖するらしい。

記事によると、同じHER2タイプであっても、このHER2と呼ばれるタンパク質のメッセンジャー(mRNA)の数は、人それぞれ違うのだそうで、この数が多いほど、HER2のレベルが高くなり、T−DM1の効果が期待できると言う。

さらに、PIK3CAという遺伝子に異常が起きている場合は、ハーセプチンが効かないらしいが、T−DM1の治験ではサバイバル率に変化がなかったという。ということは、ハーセプチンが効かなかったケースでも、T−DM1は効果が期待できるということ。

私の癌は前例がないほど頑固と医師が言ったけれど、ならばHER2のレベルが他の人よりも高く、T−DM1は効果を現すかもしれない。

T−DM1はハーセプチンと同じ分子標的薬で、ガン細胞だけを狙い撃ちすることになっている。HER2のタンパク質を目印に、ガン細胞を探して体内を効力を失うまで(たぶん3週間)健康な細胞には手をださず巡回しつづける仕組みだと医師は説明した。だから副作用は少ないはずなのだけど、さあどうかなあ?

T−DM1を待っている多くの方達、応援してくださっている多くの皆さんに良い報告ができることを願って、行ってきます!

 

 

 

 

T-DM1 点滴その後

T−DM1を水曜日に受けて3日が経った。

点滴日は、T−DM1のショック反応を警戒して、解熱鎮痛剤と抗アレルギー剤2剤(うち一つはステロイド剤)をT−DM1が注入される前に服用した。

点滴が始まって間もなく、(たぶん10分か15分ぐらいだったと思う。)手がジンジンとしびれてきた。それから足もジンジンとしびれ始めた。痛くはなかったけれど、何か異常が起きたらすぐ知らせるようにと言われていたので、そばにあるブザーを鳴らした。

やってきた看護士に事情を説明すると、それでは点滴チューブを変えてみましょうということになった。

(チューブを変えると治るわけ??)と思ったけど、時にそういうこともあるらしい。でも、結局、しびれは最後までなくならなかった。看護婦さんによると、T−DM1のせいではなく、以前の抗がん剤のリアクションを体が覚えていて起きたんじゃないかって言っていた。

それからしばらくしたら今度はすごく眠くなってきて、持参した本を2−3ページ読んだだけでぐっすりと眠り込んでしまった。目が覚めたときは、看護婦さんから「もう全部終わりましたよ。」と言われた。それでもなんだかまだ家に帰るには眠すぎたので、もう30分ほど点滴用の椅子(背もたれを倒してベットのようになる椅子)で寝させてもらった。これはT−DM1のせいといより、抗アレルギー剤のせいだったのかもしれない。

点滴が始まったのが11時半頃で、病院を出たのは3時頃だった。

家に戻るとこの日はピアノのおけいこがあって、横になることもなく、2時間ほど教えたけれど、その間、体がしんどく、重くなるのを感じた。それで、晩の支度は割愛。残りもので済ませた。でも、ベットに転がり込むほどでもなかった。

そして翌日からは快調。しびれはパクリ以来、慢性的に続いているけれど、点滴中にジンジンとした感じは消えて、疲れも、下痢も、吐き気も何もない!食欲もいつもどおり。

足の突っ張りもなんだか軽くなってきたような気がする。パクリもタイケルブも全部止めたから、毒素が抜け始めているのかもしれない。

抗がん剤の副作用は蓄積するから、2クール、3クールと回を重ねてみないとなんとも言えないけれど、なんとなく、これは噂通り、副作用が少ない楽な薬なのかもしれないという気がしてきた。そうだったらこれは本当に夢の薬だよ!

 

癌幹細胞をやっつける

癌が転移したり再発したりするのは幹細胞があるからだと言う。

Google国語辞書によると、 幹細胞とは「発生の過程や、臓器・組織・器官の再生・維持の過程で、細胞を供給するもととなる母細胞のこと。自分と同じ幹細胞を作る能力と、体を作るさまざまな細胞に分化する能力とをあわせもつ、未分化の細胞。」

癌の幹細胞は癌腫を形成する何万とある癌細胞のわずか1−3%だけだと言うのに、抗がん剤や放射線に抵抗してなかなか死なず、一つでも幹細胞が体の中に存在する限り、治療をいくら続けても、癌はもどってくるのだと言う。

でも、科学者はすでにこんな幹細胞をやっつける研究を始めている。

乳ガンの幹細胞について言えば、2006年に世界で最初の幹細胞をやっつける治験がミシガン大学の癌センターで始まり、今は最終段階の第三相治験がおこなわれている。第三相試験で良い結果がでたら、FDA(食品医薬品局)に申請され、審査の結果認可されたらいよいよ市場にでるはずだから、そう考えるとこれはもうすぐ実現するということになる。

この治験で使われている薬はMK−0752と呼ばれ、もともとはアルツハイマーの薬として開発されたのだそう。治験ではこれを従来の抗がん剤ドセと一緒に投与し、幹細胞と、それ以外のガン細胞を一挙に退治しようというのがねらい。

第1相と第2相の治験では幹細胞が顕著に減ったという良い結果が出たそうだ。

それでも、1個でも幹細胞が残っていたらいくら幹細胞の数を減らしても癌は戻ってくるのだから、そうしたら意味がないと思うけど、MK−0752を使った治験は乳がんのみならず、卵巣がん、膵臓がん、小児脳がん等幅広くある。

ドセできつい副作用を味わった私としては、幹細胞標的薬をハーセプチンとかT−DM1とかの分子標的薬と一緒に使った方が効果もあり、副作用の心配もないんじゃない?って思うんだけど。。。

癌闘病者支援昼食会にいらしたらYさんから、日本でも幹細胞標的薬の開発が進んでいると聞き、早速調べてみたら、大日本住友製薬が大腸がんを対象にした癌幹細胞標的抗がん剤の第3相の治験を今年の1月からアメリカ、カナダで開始したとあった。

癌完治100%の治療はまだないけれど、研究は確実に進んでいるようで元気が湧いてくる。癌撲滅の日を目指して研究者の皆さんガンバレ〜!!

水銀が漏れてた~

冷たいものや熱いものが歯にしみだしたので、日本に行く前に治しておかなきゃと歯医者に行った。

すると、痛い歯の他に、もう20年以上も前に日本で治療した歯のつめものから水銀が漏れていると言う。

台湾出身の初老の歯医者は、手鏡を私に渡して言った。

「この歯、灰色に変色してるでしょ。これ、水銀が漏れてるからなんですよ。水銀が体内に入ると免疫力に影響を与える。若いうちはそれでもいいけど、年を取って、それも抗がん剤治療中となると、さらに影響でるからね。取り除いてクラウンに変えたほうがいいね。」

昔は詰め物の材料の一部に水銀も使われていたってことらしい。数十年後に水銀が漏れ出すとは知らない時代だったのかもしれない。

昔、水俣病というのがあって、水銀に汚染された魚を食べて障害児が生まれたって大騒ぎになったことがあったけど、そんな恐ろしいものが口の中にずっとあったなんて。。。!それも溶けて漏れていたなんて。。。!もしかしたら私の癌はそれが原因だったんじゃないの?とか、今もある手足の痺れや麻痺、足のつっぱりなんかは、水銀漏れのせいじゃないの?とか、いろいろ考えてしまった。

今日やっとそんな怖いつめものも取り出してもらったけれど、あの人もこの人もというくらい癌が蔓延しているのは、もしかしたら、歯のみならず、薬や食べ物、食器やマイクロウェイブ、建築材料さえも、体に良くないものが使われていて、私たち汚染の中で生活しているからなのかもしれないと、嫌な想像を始めてしまう。

妹夫婦は浜松のマンションを売って、山の中に引っ越し、農業を始めたけれど、少しでも自然に近づいて、彼女たち正解だったかもしれない。

浜松で会いませんか

浜松近辺にお住まいで癌と闘っている皆様へ

5月21日浜松に向けてロスを出発いたします。

5月25日土曜日ご都合がつきましたら一緒に会して情報交換したり互いに励まし合ったりしませんか? ご興味がございましたらどうぞ下のReplyをご利用の上ご連絡ください。皆様からのお返事をお待ちしています。