私のバレンタイン

今年のバレンタインデーは木曜日、ESL (英語を第二外国語とする人たちのための)聖書クラスのある日だった。

クラスに集まって来た皆に、今日は何か特別な予定がある?と聞いたところ、こちらで医師になることをめざしている若い韓国出身のヘイユンが視線を机に落としながら言った。

「ワイフと今夜はどこか素敵な所へ食事に行きたいと思ったんだけど、彼女、今博士課程の論文製作中で忙しいから、代わりに僕に何か作って欲しいって言うんだ。でも、ぼくの国では、バレンタインデーは男性が女性からプレゼントを受けとる日なんで、ちょっととまどっている。」

韓国でも日本と同じ習慣があるらしい。

アメリカでは、バレンタインデーは、男女、既婚独身、年齢を問わず、「あなたのことが好きです。」と、愛を伝える日で、どこのお店もチョコレートや花、カードの特別コーナーがもうけられ、レストランは超満員、長蛇の列が出来る日となっている。

バレンタインデー名前の由来

ロマンチックな気分を味わうバレンタインデーだけれど、バレンタインの名前は、西暦270年頃、ローマに実在したValentine という牧師からきているのだそうだ。

当時、ローマではローマ皇帝をも含む複数の神を崇拝しており、これらの神を拒むキリスト教者は迫害の対象だった。バレンタイン牧師も例外ではなく、彼も投獄された。

バレンタイン牧師を慕う近所の子供達は、投獄された牧師を慰めようと、牧師の庭にある美しい花を牢屋に届けたが、その受け渡しを引き受けたのは、看守の盲目の娘だった。

盲目の娘と友情を深めていったバレンタイン牧師は彼女の目が開くようにと祈りを捧げ続け、そして奇跡が起きた。

彼女の目が見えるようになったことで、彼女の家族、親戚44人がキリストを信じるに至った。しかし、バレンタイン牧師は、このことを知った皇帝の怒りをかい、死刑を宣告された。

断首される前、盲目だった娘に宛てた最後の手紙の終わりの言葉は、

“From your Valentine (あなたのバレンタインより)”というものだった。

最後までイエスを第一とし、死を覚悟で他者に示した愛は、

「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。」(ヨハネ15:13)と教えて、十字架の上でわたしたちの罪の償いをしてくれたイエスに倣ったものと、彼の生と死を尊び、以来クリスチャンたちは純粋な愛や友情を示す言葉として、手紙の最後に “From your Valentine”とサインするようになったのだと言う。

愛は癌に負けない

イエスが示した愛のモデルを学んだクラスの後、ヘイユンが顔を輝かせて言った。

「よし!今夜は彼女に僕の愛を伝えるため、がんばって素敵な夕食を作ってやる!」

そして、私も、赤いテーブルクロスをかけたテーブルに特別な食器を用意し、ジョージの好物のラビオリをのせて、内緒で焼いたハート型のクッキーを添えた。

Valentine's Day 2013

お花はジョージから私へのプレゼント

valentine's day cookies

始めて焼いたハート型のクランベリークッキと、右はジョージから私に、左は私からジョージにあてたカード

キャンドルライトと音楽と、ワインも一緒に、二人で特別な夜をつくった。

癌の嵐の中にありながらも、共に歩んでくれる人、支えてくれる人、私にも「私のバレンタイン」が与えられてる。

愛は癌に負けない!そう幸せを感じた一夜だった。

 

2 thoughts on “私のバレンタイン

  1. なんて素敵なヴァレンタインデイ!
    写真から暖か~いお二人の心が伝わってきました。

    Kathyさん、ブログいつもありがとうございます!

  2. 素敵!^^
    なんだか羨ましいです。
    日本ではバレンタインデーは当たり前で、ホワイトデーはほぼ忘れられてるような気がします。
    温かくていいですね~!!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *