ハーセプチン生みの親、Dr.スレイマンを受診

ハーセプチンを発明したUCLAの腫瘍科医、Dr.Slamon (スレイマン)への受診が昨日、ついに実現した。

“Living Proof (邦題「希望のちから」)”というハーセプチン誕生までを物語る映画の中の主役Dr.スレイマンは若いやせ型の医師だったので、同じようなイメージを抱いてワクワクしながら出発。でも、現実のドクタースレイマンは大柄の、大変貫禄のある50代と思われる先生だった。

午後1時からの予約に、ほとんど時間通り、診察室に現れ握手を求められると、この方が乳ガン治療に革命を起こした巨頭と、いたく恐縮した。

すでに私のセカンドオピニオンを取りに来たという受診目的をご存知で、質問をされる代わりに、10月のCT結果をみて、「癌がまた活動化した可能性があるね。」とおっしゃる。

「主治医はただの風邪のせいかもしれないと言ってるんですけど。。」と口をはさむと、「医師は最悪の状態をいつも想定していなきゃいけない」と、さっそく癌が動いているという想定のもとに話が始まった。

ドクタースレイマンから薦められたことは以下の通り。

1)次のCTをできるだけ早くとって、怪しい陰が癌かどうかを確かめる。

2)パクリの副作用が強そうだけれど、これは悪化するときはドッと急激に悪化するので、減量ではなく、もう今の時点で止めた方がよい。代わりにゼローダを使用。

3)癌が活発化しているならば、一番望ましい薬はやはりT−DM1。(T−DM1が市場に出てくるのは今のところ来年2月末か3月上旬と噂されている。)

4)T−DM1が使えるようになるまでは今年6月に認可されたPerjetaをハーセプチン+ゼローダと一緒に使ってみる。

5)癌が安定しているのなら、ハーセプチン+タイケルブ+ゼローダをできるだけ長く試してみる。

6)ワクチンについては未だ良い結果が治験から得られていないが、癌耐性を抑えるIL6抑制剤の治験は期待できるかもしれない。

怪しい陰が癌かもしれないと分かっていたつもりでも、Dr.スレーマンからも同じことを言われてやはり緊張。
パクリを今すぐ止めなさいと言われて、この副作用も、そんな深刻なの?!と、緊張。
私の癌に効く薬はなかなか見つからないようだけれど、ゼローダは効くだろうか?
T−DM1が出てくるまであともう少しなのに、また参加できる治験探しをしなきゃならなくなるのだろうかと、しばらくのんびりしていたのに、現実に呼び戻された。
でも、貴重な意見をいっぱい聞けて感謝。

帰宅して、さっそく主治医にメール報告。クリスマスまでは癌のことは忘れていられると思ったけれど、なんだか、またローラコースターが動きだしそうだ。


ドクタースレイマンを主役としたハーセプチン誕生までの実話に基づいた映画“Living Proof” (邦題 「希望のちから」)は2008年の作品。

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