HER2陽性患者の味方ジェネンテックとロシュ

全く新しいタイプの薬T−DM1も、6月に認可を得たばかりのPerjetaも、ハーセプチンと同じ、HER2陽性タイプの乳ガンのために、スイスに本社のある(ロシュ(Roche)とアメリカのジェネンテック(Genentech)という薬会社が開発した分子標的薬。

BioWorldのサイトニュースによるとジェネンテックはHER2陽性癌の研究を30年も続けてきており、T−DM1もPerjetaも、ハーセプチンを開発した同じ研究室で、同じ職員たちによって10年も前から研究されてきたものだそうだ。

ロシュの目標は、ハーセプチン、T−DM1、そしてPerjetaの3剤を共に使って最強の療法を作り出すことだと言うけれど、これって聞いただけでも、とっても効きそうで頼もしい!

今もPerjetaとT−DM1を転移後の患者に一緒に使った治験は最終段階の第三期に、ハーセプチンとワクチンとを組み合わせた治験は第二期に入っているという。そして待望のT−DM1はこの秋にFDAに申請されるらしい。

HER2陽性乳ガンは他のタイプに比べると進行が早く、再発率も高い悪質なタイプでありながら、全体からみたら1/4の割合。

ホルモン陽性タイプ、トリプルネガティブのタイプについても、もちろん研究が進んでいるだろうけれど、HER2陽性ではロシュとジェネンテックがなんといっても強い味方と知った。

ハーセプチンの特許が2014年には切れるらしく、そうなると世界中の他の製薬会社が安い値段でハーセプチンを売り出しはじめるので、落ちる利益を、新薬を開発して防ごうということなのかもしれないけれど、こんなに徹底的にHER2陽性に的を絞って研究してくれている会社があるなんて、HER2陽性患者としては、ほんとうにうれしい!ハーセプチンが安くなるのも、これも歓迎。

こうして治療が開発されるのも、それだけ患者数が多いからなのだろう。癌になったのは不幸だったけれど、その癌が乳がんだったのは幸いだった。感謝。

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