新薬登場!でもまたも不適合

T−DM1に隠れて目立たないでいるけれど、 Perjeta (Pertuzmab)と呼ばれる同じくHer2陽性乳がんのための分子標的薬が6月8日にアメリカで認可された。

報道によれば、この新薬単独だけではよい成果はでなかったそうだ。それが、ハーセプチン+ドセと一緒に組み合わせたところ、ハーセプチン+ドセのみの場合では、癌緩解期間中間値が12.4ヶ月だったのに対し、それよりも6.1ヶ月長い、18.5ヶ月という成果を残したという。

脅威の薬と話題を独占しているT−DM1の治験では、既存の抗がん剤が癌の進行を抑えられる期間が6.4ヶ月であるのに対しT−DM1は9.6ヶ月であったとある。

わずか3ヶ月の違いでも、画期的と表現されることを思えば、Perjetaとハーセプチン+ドセの効果はT−DM1以上と映る。

医療関係者たちがT−DM1にそれでも大きな期待をよせているのは、この薬がハーセプチンと抗がん剤を一つに合体させたもので、分子標的薬であるハーセプチンがまず癌細胞を捕らえると、捕らえたがん細胞に直接抗がん剤が打ち込まれるという仕組みが、健康な細胞も癌細胞も、やみくもにめった打ち、という従来の抗がん剤と全く違うから。

こんなT−DM1が世にでるのがまだまだ先の話で、治験にも参加できなかった私は、このPerjetaの登場を心待ちしていた。

転移がわかったとき、主治医と、6月に認可された際には、タイケルブから切り替えてこの新薬を使おうとまで話をしていた。

そんな待望の新薬が、期待通り認可されたのに、ニュースを良くみたら、これは転移癌のみ、それも、これから転移後初の治療を始める女性のみが対象とあった。と言う事は、私はまたしても対象外ということ。

薬の使用法も、ハーセプチン+ドセとの兼用のみと限られており、乳房摘出前の抗がん剤療法ですでにハーセプチン+ドセを経験、効果がなかった私は、この条件にも不適合。

T−DM1は手が届かなくてもPerjetaはいけると思っていたのに、またもがっかり。;-(

このような対象者や使用方法に制限があるのは、薬の生産能力がまだ弱く、大勢の患者に行き渡らないので、まずはなによりこの薬が必要な人から、ということらしい。

製薬会社のGenentechは、一日も早くこの生産性の問題を解決し、一人でも多くの女性にこの新薬が行き渡るようにしたいと言っているけれど、いったいそれはいつの日のことなのだろう?

やっぱり世の中甘くないなア。。

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