自分の命を守ることより大切なこと

3000人ほどの人命を奪ったN.Y.のテロ、9.11から10年目の昨日、TVであの日の消防隊員たちのドキュメンタリーを見た。

燃え盛るビルから脱出する人々とは逆方向に、大勢の消防隊と警察官が、救命活動のためにビルに入り、300人以上の消防員、救急隊員、警察官が崩れ去ったビルと共に命を落とした。その後も、汚染された被災地での救済活動の後遺症で、癌や肺病になり、亡くなった人、今も治療を続けている人たちが何人もいることを知った。

10年目の哀悼式の中で、消防隊員であった父親が亡くなったとき、自分はまだ母親のお腹の中だったという少年の弔辞があった。

救済活動の後遺症の癌で消防隊員であった夫を亡くした妻は、「夫は、たとえ、癌になるということ知っていたとしても、きっと救済活動を拒まなかったでしょう。」と、涙を流しながら語っていた。

皆、愛する家族があったのに、あの恐怖で顔がひきつる瞬間も、彼らは、自分の命や自分の家族のことではなく、犠牲者を一人でも救うことを考え煙のたちのぼる上階に向かっていった。

他人を救うために命をかけた倒れた勇者たちにただ感動した。

肺にあやしい陰が見つかったという報告を深刻に受け止めている私。

臆病者の私だけれど、人は皆例外なく死ぬんだ。ならば、あの勇敢だった消防隊員のように、たとえ死が迫ってきても、最後まで他者、家族や、友人、隣人を思いやって生きることができたら、それが神様が望んでおられることに違いない。そう勇気づけられた。

9.11被災地に星条旗を掲げる消防隊員たち

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *