黒い雲を吹き払う

しこりのその後

脇の下にしこりを見つけたのは今年の1月。

超音波テストで、しこりは体液が蓄積したものとわかり、放っておいても大丈夫と言われたものの、同時に見つかったリンパ節の生検のため手術を受けたのが3月。

その生検結果が癌だったので、今もハーセプチンとタイケルブの治療を続けているのだけれど、手術の際に、外科医が、リンパ節と共に、できる限りの組織を取り除いてくれたにもかかわらず、手術から1週間もしないうちにまたぽっこりしこりは戻ってきていた。

再来した外科で、注射針2回分ほどの体液を吸い出してもらった後、「また溜まるかもしれませんから、そのときはまたいらっしゃい。」と言われたが、案の定、同じ場所がまたすぐふくらみ出した。でも、放射線療法が待っていたので、しこりはそのまま残す事になった。

28日間の放射線療法が終了して訪れたUCLAでは、Dr.グラスピーが、このしこりを触診し、

「(放射線療法で)原子爆弾を落としたようなものだから、たとえ癌が残っていたとしても、血だらけ、ヨレヨレのはず」とおっしゃり、さあ、放射線も終わったしと訪れた外科医からも、注射針は何も吸い出さなかったにもかかわらず、

「しこりは小さいし、放射線療法を受けたのだから、私だったら心配しません。」と言われた。

しこりの下にまた新しいしこり!?

そのしこりを毎晩鏡で観察していたら、数日前、そのなくならないしこりの下がまたぽっこりとふくらんでいるのを発見。触ると堅いので、「アレー?」と嫌な予感がして、すぐに主治医にE-メール。超音波テストは9日に受けることになっている。

この新しいしこりは、ブラを着けると現れ、ブラをはずすとどこかに隠れさってしまう。

鎖骨あたりの腫れもひかないし、こうなると、にわかに黒い雲が心を覆い、不安の波が押し寄せて来る。

昨夜は、夜中にズキン、ズキンという胸のあたりの痛みで目が覚めてしまったので、起きて、長男がくれたマザーテレサの本を読んだ。

「全ては祈りから始まる。。。」何度も聞き慣れた言葉が目に留まった。

それで、祈った。

私が癌で弱っていったら、ジョージは500余人もの教会員の心のお世話を続けられるだろうか?

彼のためにも、私は癌に負けるわけにいかない。

この癌の脅威を跳ね返せますように。。。

届いた祈り

今朝、ロスの空は雲一つない晴天。そんな空と同じように、私の心も一新して、不安にはしっかりカギがかかった。代わりに、楽しかった今週会った様々な人達と共に過ごした時間が再び心を満たしていた。

朝食もいつもより手をかけてみたくなり、その後は、金曜休みのジョージを誘って近くのビーチに散歩に出かけた。

日差しは強くても、そよ風がなんとも心地良い。

 サイクリングやジョギングをする人たちがそばを通り抜けて行く。
沖には いくつものヨットが浮かび、ビーチ沿いの住宅にはショッキングピンクのブーゲンビリアや、背丈ほどもある元気いっぱいのバラ、アガパンサス等がどこまでも美しく咲き並んでいる。

こんなきれいなところに住めるなんて、私は本当に恵まれていると、何度来ても同じことを思う。

後50年生きようが、明日死のうが、神様がくださった毎日を楽しまなきゃね!

と二人で会話。

午後は、ネットで日本の通訳ボランティア団体をみつけ、ロスからでも何かできることがあるかもしれないと、さっそく登録した。

お祈りが届いて、黒い雲が払いのけられ、今日も無事終わった。明日は、ロスに遊びに来ているジョージの従兄弟家族と会うことになっている。明日も良い一日となりますように!

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