日本料理紹介初挑戦

「和世さん、私と一緒に日本料理の紹介しませんか?」

近くの図書館で、様々な国のお料理を紹介する講習会が開かれており、昨年、日本のお弁当を紹介したと言う美紀さんからお誘いを受けたのは数ヶ月前。

癌になってから、数ヶ月先の事は見当がつかず、間際にならなければ予定もたてられない。でも、せっかく誘っていただいた貴重な機会と、「もしかしたら突然不可能ということになるかもしれませんけど、」と、条件付きでお仲間に入れていただくことになった。そして、昨日、楽しくその日が終わった。

美紀さんはまだアメリカに来てわずか1年半たらず。2人の小さなお子さんがいらっしゃる若いおかあさん。なのに、栄養士の資格を持っているという彼女は、大学3年生のとき、農協の主催するお米をつかった料理コンテストで優勝し、その賞金で、2週間のアメリカ旅行をし、大学卒業後はシャープの、料理機器の開発部で10年以上も活躍されたという。130人もの人が集まったお子さんの誕生パーティーではお料理を全てご主人様と手作りでこなしたほどの驚くべき料理の達人。

その彼女の主導で、昨日のお料理教室では、ちらし寿司と、つくね、あんみつを紹介した。

50人分の席を用意した会場は、満員。私はあんみつの担当だったのだけど、講習会開始5分前になって、試食用の50人分の寒天を忘れてきたことに気がついた。

どうしよう!とても家まで取りに戻ってる時間などない。

とっさに、裏方を手伝ってくださるかおりさんに、代わりに家に行ってもらうことを思いつき、カギを渡してお願いした。数日前、我が家で打ち合わせをしたので、彼女は私の家がどこにあるのか知っていた。

かおりさんの他に、たまたま日本から遊びに来ていた旧友の真紀子さんが、「日本人として、ぜひ私もお手伝いしたい」と飛び入りしてくださっていたので、かおりさんがいない間も助っ人はいる。よかったー!

しかし、その後も、用意していたビデオがITの不手際で見せられなくなったり、美紀さんと何度も前日まで手を入れた原稿を、美紀さんの手さばきに見とれて半分はしゃべるのを忘れた。

もう、私、何やってるんだろう!

でも、できあがったお料理は大好評。

癌闘病者である私にとって、栄養や料理は今までになく大切と自己紹介したら、講習会の後、「私も癌でした。サバイブして10年になります。がんばってください。」と、励ましの言葉までいただいた。

私が入ったことで、返って美紀さんたちにはハラハラさせてしまったんじゃないかと反省しつつも、私自身にとっては、とても興味深い楽しい体験だった。料理への意欲もさらに高まって、今日はお三度も楽しい!:-)

日本料理クラス案内ポスター。写真に映っているのは美紀さん制作のちらし寿司。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *