June 9th, 2011

タイケルブの次の策

UCLAのDr。Glaspy に湿疹を引き起こしているタイケルプについて再び質問に出かけた。

診察に先だち問診をした助手と一緒に診察室に入ってこられた先生は首を左右にふりながら深刻な表情で私をごらんになった。

私に必要なのはT-DM1

タイケルブがあわないとなると、次に考えられるのは新薬のT-DM1。しかし、この薬はまだ正式に世に出ていない。それが先生の首を左右にふらせた理由のよう。

5錠を2錠に減らし、タイケルブに少しでもからだが慣れてくることを期待していたのに、先生は、この湿疹がアレルギー反応だとしたら、体が慣れる前に、ショック死を起すかもしれないと、恐ろしいことをおっしゃる。

「次に湿疹が出たら、もう飲むのは止めなさい。」と。

「T-DM1は君のような患者のための薬なんだ。手に入るものならすぐにも君にあげたい。」と、先生。私もすぐに欲しいです!

UCLAでは、このT-DM1の治験が近い将来実施されるらしく、それに参加できるよう2ヶ月おきに電話して確かめなさい。或は主治医を通して、薬を特別に認可して欲しいと,製薬会社に懇願する手もあると、希望的観測。

T-DM1にたどり着くまではアバスチン

しかし、それが実現しない間はどうするかということで先生の口から出て来た薬の名前はAvastin (アヴァスティン)。

この薬、ハーセプチンと同じ、抗体薬(分子標的薬)なのであるが、実はこれ、数ヶ月前、ニュースで、効果よりも害の方が多いので、乳癌の適用薬から名前をはずされることになると聞いた。怖い薬がなくなってよかった、と思った札付きの薬なのだ。

そのことを質問すると、認可を取り消されるかどうかという段階にあるのは確かだが、この薬が危険だというのは、おおげさで、先生はあくまでも効果があるとおっしゃる。

ただし、高血圧になったり、血栓ができたり(これが脳にとべば脳溢血、心臓にできれば心筋梗塞をおこすことになるらしい。)腎臓にたんぱく質がたくさん溜まって、腎不全を起す可能性もあるとのこと。

やっぱり怖いじゃん!と思うけど、ハーセプチンだけでは、目にみえない癌が成長してくるだろうと先生。

家に戻ってHerceptin/Avastinで検索してみたところ、Dr。Glaspyによるこの組み合わせで、余命2ヶ月といわれた乳がんから救われた女性のニュースをみつけた。

教会のカレンのご主人は脳癌を2年近く煩っているが、Avastinで癌腫が小さくなっているとも聞いている。

Avastinで効果がでた、副作用は怖くなかった、という情報を集めたら、不安が消えるだろうか?

仮に恐ろしい副作用が出たとしても、それが一つのデーターとなって後世の役にたつのであれば、それも意味があるかもしれない。

神様、次の冒険も、あなただけが頼りです。私に前に進むたくさんの勇気をください!