まだ分からないことがいっぱい

外科医に会い、しこりがまだあるようだと患部を見てもらった。

「手術をしてまだ間もないですからね。リンパ液がたまったんだと思いますよ。吸い取ってみましょうか?」

そう言うと、外科医は局所麻酔を使って注射針をしこりに差し込む。

出た。出た。なんと注射針で3回分ピンク色の体液が吸い出された。

それから、リンパ節がどのように乳房の回りに広がっているかを示す絵を示し、今回取り去ったリンパ節が脇の下からさらに鎖骨近くまで昇ったところのものであり、これ以上は、たとえ癌があっても、血管や神経があるので、手術ではとりのぞけないと説明された。

昨日腫瘍科医に尋ねたのと同じ質問をすると、それには直接答えないで、

「私はいろいろな癌を見てきました。 転移が速い癌もあれば遅い癌もありますが、化学療法に反応しない癌ても、放射線療法には反応する場合もあるんですよ。花が土の上には育っても砂の上には育たないように、癌細胞も他へ散っても、そこを好まず成長しない場合もあります。自分の抗体が癌をたたく場合もあります。まだまだわからないことがいっぱいなんです。」

先生の目がさらに何か言いたそうだった。

わからないことがいっぱいということは、直る可能性も未知数であるということーーそう解釈した。

再び体液が蓄積するかもしれないので、予約を3−4週間後に取るようにと言われて病室を去る。

帰り道、かつらのお店に寄った。抗がん剤継続で、また髪が抜けるかもしれないからと8ヶ月愛用したかつらを手入れに出した。次の抗がん剤がゼローダだったら、どうやら髪は抜けないようだが念のため。

明日は再びUCLAへ第二オピニオンを聞きにでかける。今回の化学療法で使った抗がん剤ナベルビンはUCLAの医師Dr. Glaspyが薦めてくれたものだった。癌は消えなかったが、吐き気や疲労感、味覚変化といったメジャーな副作用を経験せずにすんだのは本当にありがたかった。明日も良い指導が聞けることを期待する。

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