ブルーノのママから

日も落ちて暗くなった裏庭に年老いた白髪の婦人が立っている。

誰だろう?家を間違えた痴呆症の方だろうか、とジョージは思ったらしい。

ガラス戸を開けようと近づいてみると、なんとブルーノのママだった。

ブルーノのママとは犬の散歩でよく出会うご近所のご婦人で、ブルーノは犬の名前。

お名前を伺ったことは何度かあるはずなのだが、私の頭は鈍くてすぐ忘れてしまい、いつもブルーノのママとお呼びしている。

先方も私のことをペパー(うちのビーグル犬)のママと呼ぶ。

乳がんになったことをお話していたが、この日、ブルーのママが通う教会の人たちが編んだというショールを届けにわざわざ我が家まで来てくださったのだった。

ブルーノのママが通う教会には、1997年からショールミニストリ−という奉仕グループがあり、困難に出会っている人たちのために祈りと共に手作りのショールを送っているという。

きれいに包装された、美しいショールを持って、玄関の門が開かなかったため、悩んだ末、裏庭に回ってこられたのだった。

ご主人様との二人暮らしで、いつも杖をつきながらお散歩しているブルーノのママ。

名前さえ知らない彼女からこのようなお見舞いをいただくなんて、感激の一言!

神様はいるなあ、と、またしても心が暖かくなった一夜だった。

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