インディアンの伝説

新しい抗がん剤を始める朝、23年前一人息子を自殺で失い、以来 Good Grief Support Group という 非営利団体をつくって同じように愛する家族を失った人たちの支援を続けているSam & Lois(サムとロイス)が以下のインディアンの話を送ってくれた。

チェロキーインディアンの伝説

父は息子を森へ連れて行くと、目隠しをして一人そこへ残していく。息子は翌朝、朝日が目に感じられるまで、目隠しを取らずに一晩中木の幹に座っていなければならない。誰にも助けを求めることは許されない。

夜を無事過ごすことができたら、彼は一人前の男となる。

他の少年に自分の経験を話してはならない。なぜなら、少年たちは、独力で一人前にならなければならないから。

これは恐ろしい経験であった。森に残された少年はあらゆる物音を聞く。野獣が近くまでしのびよっているに違いない。もしかしたら人間さえ襲ってくるかもしれない。

草や大地を吹きつける風が、腰の下の木の幹を揺する。しかし、目隠しを外す事もなく、彼は冷静にこれに耐えた。これが男になる唯一の道だから!

ついに恐ろしい夜が明け、太陽が昇ると、少年は目隠しを外した。

すると、父がそばに座っていた。

父は息子を守るため、一晩中そばにいたのだった。

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私たちも決して一人ではない。

たとえ私たちは気がつかなくても、すぐそばの幹に座って、神が私たちを見守っていてくれる。

苦難が襲いかかるとき、私たちはただ彼に手を延ばせばよい。

見えないからといって、神がいないということではない。

”目に見えるものに頼るのではなく、信じる心をもって歩くのだから”

(訳:和世)

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