「私一人の命ではない」

UCLAで2003年に心臓移植をした中嶋悟さんからメールをいただいた。

約2年に渡る心臓病との格闘の後、今度は肝臓がんとも闘いを始めたと言う。それでも、生かされていることへの感謝の気持ちを忘れず、闘志に燃える彼のメールに大変励まされた。

以下メールを引用。

”実は、いつもは和世さんとのやり取りは嫁に任せているのですが、今日は、ぜひ私の病気の事も知ってほしくてキーボードに向かっています。和世さんが乳癌と戦っていると聞き、自分も負けていられないと気合を入れ直しました。ロスで心臓移植を受けて7年と9カ月が経とうとしていますが、私も3年半前から肝臓癌と戦っています

もともとウィルス性肝炎(B型)を持っていましたので警戒はしていたのですが、CT検査で肝臓に癌が見つかった時は結構落ち込みました。肝臓全体に複数個見つかり、切除手術は困難とのことで、肝動脈塞栓術という術式で、直接病巣に抗癌剤を注入し血管を塞ぐ治療を受けました。免疫抑制剤もその当時日本で治療薬として承認されたばかりの「サーティカン」というヨーロッパ生まれの物に変えました。幸い現在のところ再発は無く安定した状態を保てています。

自分が肝臓癌だと言われた時は、正直、心が折れそうになりました。なぜ自分には辛い病気が続くのか、本当に気が遠くなる感じでした。でも、その時思ったのは、

こんなことで負けていられない。私の命は自分一人の命ではない。多くの人達に助けていただいた命、そして何よりドナーから受け継いだ大事な命だ」ということでした。そしてもう一つ、自分には愛する大切な家族がいます。常に前向きで頑張ることが、私が家族に対してできる一番のことかな、と考えています。

和世さん、和世さんにも素敵な家族がいますね。ネットで和世さん一家の写真を見るたびに温かな気持ちになります。病気の治療って辛いですよね。でも、絶対に負けないで下さい。大切な家族といつまでも幸せにいて欲しいと思います。日本でもたくさんの人間が応援しています。また、いつか嫁さんとロスに和世さんに会いに行きますからね。お互い病気になんか負けないで頑張りましょう。”

ハイ!がんばりましょう!

移植手術直前の中嶋さんと当時のボランティア和哉くん 2003年1月

2 thoughts on “「私一人の命ではない」

  1. 手術の成功を喜んでいたら、すぐに、”抗がん剤は効いていなかった”のブログを拝見し、ただ悲しくて励まし様もわからないままでいました。

    でも、今は安心しています。
    和世さんには強さと、揺るぎのない信仰心と、心温かい家族と友人の励ましがあるんです。

    辛い治療にも耐えて、癌をやっつけて、中嶋さんと一日も早く再会できるよう祈っています。

  2. いつも応援をありがとうございます。不安とは絶えず隣あわせですが、今はまだ神様は私に闘えとおっしゃっていらっしゃると思い、彼を信じて前進するつもりです。続けて応援していてください!

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