⧈ 決してあきらめないで!

1992年

その若者はバルセロナ夏期オリンピック男子400m走の本命だった。

しかし、ゴールから約250mの時点で、思いもかけない出来事が起こった。

膝腱が裂傷したのだった。彼は半分までびっこをひいて走った後、痛みでうずくまった。

救急隊員が彼のところに駆けつけた時、彼は(レースを続けるか、棄権するか)決断をくださなければならないことを知っていた。

痛みにもかかわらず立ち上がると、彼は再びびっこをひきながら走り始めた。

すると突然、 警備員と争いながら、大柄の男が人混みを押し分けて出て来た。

若者の父親であった。

「もう走らなくたっていい。」涙を流している息子に父は言った。

「いや、走る。」息子は宣言した。

「そうか。それなら一緒に最後までがんばろう。」父は答えた。

父は息子を抱き寄せると、びっこの彼と一緒に走り始めた。

ゴールのまぎわで、父は息子から離れ、6万5千人の観衆が大喝采をする中、

若者はレースを完走した。

Redmond (レドモンド)は一位ではなかったかもしれない。。。しかし、彼は彼のレースを完走した。

痛みにもかかわらず、涙を流しながらも、

倒れた息子を抱き起こした父の強い愛に勇気づけられて、

若者は持てる力を全て出し切ることを決意した。

何が父をスタンドから息子のところに走らせたのか?

それは、我が子の激痛に耐える顔であった。

息子は苦しみながらも、レースを完走したいと願った。

だから、父は息子のそばに来て助けたのである。

神様も同じ。

私たちが苦しみに出会うとき、完走したいと闘うとき、

そばに来て助けてくださる。

あなたはどうか?

あなたのレースはどうか?

あなたも苦しみの中にいるだろうか?

あきらめてしまおうと思っていないだろうか?

神様はあなたが完走することを、強くあることを望んでおられる。

あなたを愛しているから。

彼に心を開いてみないかい?

(訳:バウム和世)

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